ビジネスバッグジプシー談を複数の友人に相談したところ、彼女たちも同じ悩みを抱えていることがわかったのです。
「もしかして、私が欲しいバッグは、他の人も必要としているのかもしれない」
「もう頻繁に壊したくない」
売っていないのなら、自分で作るしかない。
そう思い立ち、本業とは別分野の、働く女性向けのバッグを自身で企画製作する決意をしました。
バッグ制作の経験など一度もない自分が、どのようにそれを作っていくのか?その答えは前職での経験にありました。大手IT企業でアプリケーションの使用確認・改善を担当していたとき、ユーザーの声を第一に、徹底したヒアリングとフィードバックを元にブラッシュアップしていくというスタイルを長年貫いていました。そこで、バッグ制作でも「答えは使い手の中にある」と信じ、何人もの働く女性達にていねいなヒアリングを実施。そこでいただいたご意見・ご要望を形にするべく、デザイナーと二人三脚でサンプル制作を進めて行きました。
さらに、鞄制作の教室で、講師を務める職人歴20年以上の師匠との出会いがありました。鞄の専門家ではないからこそ、できる・できないを超越した私の自由なデザイン発想。それに対し、「それは無理」とは一度も言わず、いつも「どのようにしたら実現できるか」をプロフェッショナルの視点でサポートしてくれる彼は、今ではヴィーヴのデザインチームの要として活躍しています。